2016年ぐらいに中古で安く買ったApogee ONEというオーディオインターフェースをずっと使っています。
▲こういうやつ
小さい上にそこそこ使えるマイクが内蔵なので、僕のようなアマチュアならこれ一個でギターからボーカルからシンセから生楽器までなんでも一応録れてしまうというところが好きでした。
今となってはサイズ感も性能も目を見張るほどじゃないかもしれませんが、これが2009年に出てたと思うとかなり画期的な製品だったんじゃないでしょうか。
M1 Macでも使いたい!
最近M1チップ搭載のmacbookを買いました。性能はいいんでしょうけど過去のプラグインと互換性がなかったり対応していないソフトが結構あるんです。
認識はされる
さっそくONE (2009) をつないでみると、DAW側で認識はされました。
だけどONEはMaestroというアプリでMac側からどの入力を使うか(ライン入力なのか内蔵マイクなのか)を選択する仕様になっているのでMaestroが動いてくれないとその切り替えができない。
Maestroは今でも入手できるのか?
調べてみると公式ページのココからMaestroがダウンロードできそうです。
https://apogeedigital.com/installer-downloads
名前とメールアドレスを入力し、「Select Your Product」の欄でONE (2009) を選び、「Get Installer」 をクリック。
するとApogee Installersから「Apogee – Installer download for ONE (2009)」という件名でメールがきました!
メールにはダウンロード先のリンクと注意事項がOSのバージョンごとに細かく記載されています。
古い製品のサポートはどんどん打ち切っていく会社も多いなか丁寧に対応していて素晴らしいですね!
MaestroはM1 Macで動くのか?
インストールしたMaestro2、動きました!
でもONEが認識されない…
1) このアップデートを正しくインストールするには、このインストーラを 2 回実行する必要があります。初めてインストールすると、Mac でカーネル拡張機能が認証されます。最初のインストール後にコンピューターが再起動したら、インストーラーを再度実行して、更新プログラムのインストールを完了します。
メールに書いてあるように2回やってみたけどダメ。
結局は…
そこで改めてメールを読み返してみると、こんな記載がありました。
※注意事項: Apple Silicon (M1) Mac にはオリジナルの ONE (2009 年モデル) のインストーラはありません。ただし、ONE を USB ポートに接続すると、Mac の [システム環境設定] > [サウンド] に表示されます。サウンド設定の INPUT タブから入力タイプを選択し、このパネルから入力ゲインと出力ボリュームを調整できます。
[システム環境設定] > [サウンド]をみてみると…
なんとONEが入力ごとに別々の装置として認識されている!
ここでギターやシンセをライン入力したい場合は「ONE: Inst」、内臓マイクの場合は「ONE: Int Mic」、外部のXLR端子のマイクの場合は「ONE:Ext Mic」、ファンタム電源のやつならば「ONE:Ext 48V Mic」を選択。
DAW側で入力デバイスとして「ONE」を選べば繋いだ楽器の音が録音されます!
まとめ
実は結局のところ、Maestroをインストールする必要はなかったみたいです。M1 MacでONE(2009)を使いたい場合は
- ONEをMacに繋ぐ
- [システム環境設定] > [サウンド]から入力を選択
- DAW側でONEを入力に選ぶ
で使えるみたいです。
今さら2009年のオーディオインターフェースを使いたいという情報は需要ないかもしれませんが例えばハードオフでONEを格安で見つけた時に「一応今でも使えるっぽい」と思っていただければ!
※当方の環境でしか動作確認していないので他の環境でうまく動かなくても責任は負いかねます!
(おわり)