『アラフォーウーバーイーツ配達員ヘロヘロ日記』の感想

元々伊集院光さんのラジオ「深夜の馬鹿力」の構成作家だった渡辺さんの単著です。
僕は「深夜の馬鹿力」の大ファンなのですが、彼がいなくなってみて彼が伊集院さんのトークに及ぼしていた影響の大きさがわかりました。

渡辺さんがラジオに参加していた頃から、伊集院さんのトークを通じてウーバーの話は時々聞いていました。

あれからコロナ禍を通じて状況がどう変わったかなど「深夜の馬鹿力」トークの後日譚としても面白いです。

リアルな金額やコロナ事情などなど実情が知れるので、ウーバーイーツをこれから始めたいとか詳しく知りたいという人は一読の価値があるのでは。ただウーバー配達員のハウツー本としてはもっと実益に特化した本があると思います。あくまでこぼれ話を楽しみたい人向けかと。

この本の信用できるところは、本を書くための潜入取材じゃなくてマジで生活の為にウーバーイーツをやっている人の体験記だという事。粗探しをしようとか闇を暴いてやろうとかでは無く、ちゃんとお金を稼ぐためにウーバーをやっている。その上で発生したエピソードであるという意味でしっかりリアリティを感じました。

※この記事は2021年4月ごろに書いていたのですが、書きかけで放置されていたのでちょっとだけ手直ししてそのまま放流しました。

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