HHKBキーボードがMacで正しく認識されないとき

Happy Hacking Keyboard Lite2 for Macというキーボードを数年前に買ったのですが使っていませんでした。自宅作業の環境を整えようと思い久しぶりに引っ張り出して接続してみたのですが…。

認識はするが…

一応キーボードとして認識はされるのですが、

・左commandキーを押すと[ ` ](グレイブ・アクセント)が入力される
・右commandキーが[ かな ]キーとして認識される
・本当の[ かな ]キーは無反応

などなどなんかズレて認識されているようです。

システム環境設定→キーボード→キーボード種類を変更 で認識しなおしたりしてみましたが変わらず。

Karabiner-Elementsというツールでキーボードの設定自体をいじってみたりもしたのですがそもそもcommandキーがcommandキーとして認識されていないので根本的な解決には至りませんでした。

公式のキーマップ変更ツールもダメ

Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツールも試してみたんですけどキーボードが認識されない…。下の画像の画面から全く動かずでした。

2020年の記事を発見

いろいろ調べていると、「AAPL Ch.」というサイトのこちらの記事を発見しました。

株式会社PFUは日本時間2020年12月23日、macOS Big Sur 11.1アップデート後に同社が販売するキーボード「Happy Hacking Keyboard (以下、HHKB)」のHHKB Professionalシリーズおよび、HHKB Lite 2シリーズのキー入力ができなくなる不具合を修正したドライバを公開しています。

ドライバ入手

この記事のおかげでこのページに辿り着くことができ、HHKB Lite2専用ドライバ(mac用)をGET。ドライバという名前ですがアプリケーションになっていて、これを使ってキー配列の変更もできます。
(キー配列の変更をしなくても、ドライバを起動した時点で正しい配列に直りました。)

注意点

このドライバと先ほど出てきたKarabiner-Elementsは併用できないようです。Karabinerのほうを起動するとキーボードの認識がドライバ起動前のおかしい配列に戻ってしまいました(Karabinerを終了すると再び直りました)。

なので「Lite2を正しい配列で使いつつKarabinerでカスタマイズする」ということはできないっぽいです。個人的にはデフォルトの配列で認識してくれさえすれば良いですし、もし配列をいじりたければドライバでできるので大きな問題はないと思います。

(おわり)