モーニング娘。に感動。
アイドルというジャンルの音楽をほとんど聴いて来なかった僕ですが、やはり無視は出来まいと思い色々と新旧のアイドルを聴きかじって勉強していました。しかしなかなかピンと来るものに出会えず。
そしてようやくハマれたのが最近のモーニング娘。でした。正直言って全盛期しか知らなかったモー娘ですが、運良くライブのチケットを入手。
キレキレのフォーメーションダンスや楽器の質の高さ、ストイックなパフォーマーぶりに心を掴まれてしまいました。
実は先日『モーニング娘。’17』観に行ってきました。スゴかったです。やっぱり歴史のあるグループなので、他のアイドルがきっと「一曲でいいから欲しい」と思っているであろうレベルの楽曲を山ほど持ってる感じ。故に贅沢なセトリ。カワイイとカッコイイを両立したとても完成度高いショーでした
— ワタナベスグル (@tickring) May 29, 2017
アイドル=擬似恋人とは限らない
アイドルのファンというのはアイドルに恋をしている、と思い込んでいた気がします。もちろんそういう人も一定数いると思いますがそうじゃない人もたくさんいると言うことがだんだん分かってきました。
そもそもあまりテレビを観ないせいか女性芸能人を好きになるという経験が乏しいです。アイドルの熱愛発覚で裏切られたと怒ったり泣いたりしたこともありません。そういうアイドルの消費の仕方にあまり共感できなかったことも今までアイドルにハマれなかった要因だと思うのですが、「擬似恋人」を求めるというのは、アイドルの楽しみ方の一部でしかありませんでした。
例えば野球チーム
現在のモーニング娘は14人編成で、楽曲によってセンターが変わったりソロで歌うパートがあったりなかったり、ユニゾンで歌うメンバーの組み合わせももちろん違います。今回の曲は自分の好きな娘のソロパートが多い!とかMVで長く映ってる!とか、このメンバー成長したな!とか、〇〇は歌唱力はあるけどダンスがイマイチ…と批評したりとか、新メンバーの加入、卒業などなど。
この、采配に一喜一憂する感じ…野球等スポーツチームのファンと似てませんか!?
今日の試合は自分の好きな選手が先発だ!とか4番だ!と喜んだり…野球通になると2軍や高校野球まで追いかけ始める感じもハロプロ研修生まで追いかけてモー娘加入を願うファンと似ています。
アイドル個人に恋人として入れ込むというよりも、モーニング娘。というチームの活躍を見守る応援団のような心境になってみると、逆に熱愛発覚に怒る人達の気持ちも分からないでもない。
主力選手が不祥事で出場停止になってしまったわけですから、チームの優勝を願う応援団としては悔しいに違いありません。その選手が高校野球時代から応援してきた選手だったらなおさら…
もちろんこの「野球チーム式」もアイドルのたのしみ方のひとつでしか無いですし、本気で恋愛感情を抱くことも否定するつもりはありません。ただ僕のようにアイドルに恋できない人はどうアイドルを楽しんでいるか、という一例を文章化してみたかったのです。
もっとシンプルにいうと、アイドルにハマれた喜びを言葉にしたかった。