文学フリマありがとうございました

2019年11月24日、生まれて初めて文学フリマに参加して「希釈2019」という雑誌を頒布しました。赤裸々に数字の話をしますと、100冊刷って、60冊弱ぐらい売れました。

この数字を多いと見るか少ないと見るかは人によって感覚の差があるかもしれませんが、僕的には大成功です。下手したら全く売れないんじゃないか…?とすら思っていたので。

特に文学フリマで人気のあるジャンルを狙い撃ちした本でもなく、いろんな内容がごちゃまぜで誰向けなのかよくわからない雑誌(しかも素人が編集したもの)が6時間のイベントででこれだけ売れるというのは本当にありがたいことなんです。1時間に10冊ぺースで売れ続けたわけですから!

売れた要因1

実は今回はビジュアル系バンド「ユナイト」のドラム担当沙奈さんが参加して下さり、しかも文学フリマ当日がユナイトのワンマンライブ開催日ということもあり、「ライブ前に来ました」という方がたくさんいらっしゃいました。
さらに言うと沙奈さんと同じくユナイトのLiNさんがやっているラジオ「寿司かも新米」のグッズのイラストを描かせて頂いたので、その関係でLiNさんのファンの方も来てくれてました。お二人には本当に感謝です。

売れた要因2

さらにもうひとつ、今回ブースの場所がめちゃくちゃ良かったんです。これは完全にクジ運です。僕、運だけはいいんです。

入り口から近い上に島の端なので他のブースに埋もれることなく、ものすごく見つけやすい場所だったと思います。今回は参加サークル数も来場者も過去最大規模とのことで、11月後半なのに冷房を入れるほど人でごった返す中、特にディスプレイや呼び込みを工夫せずともそこそこ目に付くポジションだったことはかなりアドバンテージがあったはず。
前述の沙奈さんのファンの方も、おそらくすんなり僕のブースを見つけられたんじゃないでしょうか。

表紙も良かった

これは僕の選球眼を褒めてほしいところですが、やっぱり表紙のyukaさんの絵がめちゃくちゃ良かった。思わず手に取りたくなる、手元に置いておきたくなるかわいい本に仕上がったというのは売れ行きにかなり影響を与えたと思います。遠くからでも分かりやすい絵なんですよね〜。 ブースの前まで来てくれないことには売れないので、これは大きかった。

内容も良かった

というわけでビギナーズラックと他人の力を存分に借りて60冊。でも執筆してくれたみなさんの文章がとても良かったので、買ったみなさんも満足してくれているんじゃないかと思います。何か感想ありましたら是非ください。
そして執筆者として参加してくれたみなさま、本当にありがとうございました。

通販について

「希釈2019」を買いたいけど文学フリマ当日は行けないので通販してほしい、という問い合わせをしてくれた方がありがたいことに複数いらっしゃいました。
わざわざツイッターのDMで問い合わせてくれる方がこれだけいるということは潜在的にはもっといるかも。通販はやるつもりで準備を進めております。価格は文学フリマで売ったのと同じ600円+送料ということになると思います。もうしばらくお待ちください!