音楽の作り方

僕は音楽を作るのが趣味です。自宅で録音して、サウンドクラウドにのせたりしています。今日は、僕がどんな機材やソフトで音楽を作っているかという事をここに書いておきたいと思います。

いちばん最近作ったのがこれです。これはほぼここに書いたとおりの作り方です。

ハードウェア

ここ数年メインで使っているのがKORGというメーカーのelectribe sampler という機材です。
・ドラムなどワンショットの音を使ってドラムマシン的に演奏する
・一つの音を音階に割り振ってスケール演奏する
一応これ一台でどちらもできて、割と小さくてどこでも作業できるので重宝してます。

ピンクなのがカワイイ。アマゾンで定価よりだいぶ安かったです。

不便な部分もいろいろあるんですが、別にプロじゃないし凝った曲は作らないのでちょうどいいです。それからサイン波、ノコギリ波、矩形波といったアナログシンセの波形や定番っぽいドラム、オーケストラヒットなどとりあえずひととおりのサンプル音源がプリセットで入っていて、僕は結構それを多用してしまいます。

electribe samplerのプリセット音源をベースに自分でサンプリングした音を時折ちりばめる、というのが僕には合っているというか、お手軽に個性あるトラックができる気がします。プリセットに入っているヒップホップ色の強い音が、自分のキャラや歌声と全然合ってない感じが気持ちいいんですよね。

あんまり場所をとらないのがアパート暮らしの僕には結構大事なポイントで、このサイズ感のおかげで続いているというか、これとニトリの折りたたみ式のテーブルがあればとりあえず始められるコンパクトな趣味になってます。

PCで編集

そして作成したトラックを書きだして、パソコンへ。logicというソフトで編集します。先ほどelectribe samplerで作ったループをとりあえず一曲ぶん(4分ぐらい)コピー&ペーストして、ある程度展開をつけるために足したり引いたりしてみます。イマイチな場合はまたelectribe samplerに戻って作り変える場合もあります。

ソフトシンセ

さらに他の音を足したい場合、よく使っているのがElek7roというフリーのソフトシンセプラグイン。これの何がいいかというと、まず無料です。できることは限られてますが、アナログシンセ初心者の人には結構おすすめかもしれません。Elek7roを使ってみて物足りない部分が分かると、有料のものを買うときにも「○○ができるシンセが欲しい」というような基準が明確になるんじゃないでしょうか。

こんな画面です

いじれる要素が少ないほうがあきらめがつくというか、このシンセでできる範囲の音しか使わないという事にしておくと、頭を抱えることなく曲が作れます。

僕のように締め切りがなく作っている場合、無限の可能性があるシンセを使うと無限に終わらなくなってしまうのが怖いんです。バンドだと「ライブで再現できるか」ということがオーバーダブの歯止めになるんじゃないかとおもいますが、ライブもやらない。

なぜ最初からPCでやらずにサンプラーで作ってからにしているかというと、僕は音楽理論とかコードとか全然わからないので、すでに和音で鳴っているサンプルとかエレクトライブのコード機能を使わないとコード進行を作れないからです。ギターとかも全く弾けないわけではないんだけどすごく自己流でできる範囲が狭いので・・・。

歌詞

僕は音楽の中でも歌モノがやりたいという気持ちがあるので、ボーカルを必ず入れることにしています。歌ってくれる友人や仲間もいないし自分で歌います。

歌詞はあまり深い意味やメッセージ性を持たないように気を付けながら、思いついたときに書き溜めたものがスマホのevernoteというアプリのなかに大量にあって、その中から使えそうなフレーズを持ってきて何度か歌ってみながらあとは息継ぎのタイミングを作るために歌詞を変えたりしながら出来上がっていきます。逆に歌詞を収めるために曲のほうをいじる場合もあります。

シンガーソングライターのインタビューでよく「曲が先にできるか、詞が先にできるか」という話になりますが、僕の場合はどっちも別々に作っておいて形になり始めたらくっつけてみて両者を擦り合わせる、という感じ。 スマホの中には未完成の歌詞がたくさん入っており、サンプラーの中には未完成の曲がたくさん入っている、という状態。どれかが形になり始めたらくっつけてみる。

ボーカル録音

ボーカル録音にはApogeeのOneというマイク内蔵のオーディオインターフェースを使ってます。この内臓マイクは、僕ぐらいのレベルのアマチュアとしては十分すぎる性能。このマイクに向かって歌います。

ロゴの下の小さい丸い穴がマイク。僕のはこれより一つ古いバージョン(しかも中古)。

ボーカル以外にもちょっとした打楽器や生活音、トイピアノ、ピアニカ、ハーモニカ、ウクレレなど生楽器を録るのもこれでやっています。エレキギターなど電気を使う楽器の場合もケーブルをOneにつないで録音します。

ちなみにちょっと前はキッチンで歌ってたんですが、最近はベッドの上で歌うのが反響しすぎなくて良いような気がしてます。

できあがり

後はなんとなくバランスを整えて書きだし、soundcloudにのせます。よいスピーカーとか持ってないので、音のバランスは僕の持っているイヤホンとiphoneのスピーカーで聴いてみて問題なければいいや、ということにしています。

たとえばクラブで流すための曲ならばクラブのスピーカーに近い環境で確認する必要があります。僕の曲は僕がイヤホンで聴くのが主なので、僕のイヤホンで確認するのが正しいのです。

誰かの参考になるか分かりませんが、最近のお気に入りの作り方はこんな感じです。 でもまた変わるかも。