春雨はダイエット食か?

写真

ジャガイモの春雨(上)と緑豆の春雨(下)。

本当にダイエット食か?

春雨はダイエット食のイメージが強い。見るからにカロリー低そうだし。
だけど春雨は芋や緑豆などのでんぷんでできていて、つまり炭水化物だ。「炭水化物抜きダイエット」なんてものをよく聞く昨今、本当に春雨はダイエット食なのか?ということをちょいと調べた(グーグルで。)のでまとめたい。

調べた理由

なんでそんな事を考え始めたかと言うと、僕が実際春雨で痩せた経験があったからだ。
以前僕の中で空前の春雨ブームが起きたことがあって、毎日春雨ばかり食べていた。理由はダイエットとは関係なく、市販の麻婆春雨がすごい美味い!と感じてそこから毎日のようにもっと安価に美味い食べ方はないか試行錯誤していたのだ。
約一ヶ月ほど、付き合いで外食する時以外はほとんど夕食は春雨を食べていたと思う。そしてその間に僕は2〜3キロ痩せた。しかしさすがに飽きてしまって春雨をあまり食べなくなり、今はまた元の体重にもどりつつある…
これは間違いない。僕は春雨で痩せたのだ。

カロリー

では、なぜ春雨を食べたら痩せたのか…?冒頭で述べたように、炭水化物なのに。
まずカロリーに注目したい。
緑豆春雨のカロリーは、だいたい100gあたり350kcal。比較対象としてご飯。これがだいたい100gで170kcal
あれ?ご飯のほうが低いじゃないか。

しかし実はこれは、乾燥した状態の値。春雨は水で戻すと4倍ぐらいに膨らむので、さきほどの値を4分の1にすると、100gあたり87.5kcal。つまり同量食べたとすると、ご飯の約半分のカロリーで済むわけだ。

100gあたりのカロリーをまとめると
炊いたご飯   :170kcal
乾燥した春雨  :350kcal
水で戻した春雨 :87.5kcal

食物繊維

もうひとつの利点として、食物繊維が豊富なことがある。
ご飯100gの食物繊維は、およそ0.3g。対して春雨には、水で戻した状態で100gあたり0.9g。実に3倍の食物繊維が含まれていることになる。
食物繊維は血糖値の上昇を抑える、コレステロールの吸収を抑制する、便秘の改善などの効果があるので多いほうがダイエットに向いているはずだ。

美味いし安い!

僕が力説したいのはこれだ。春雨は、美味い。ツルツルとモチモチの中間とでも言うべき食感と、他の食材のジャマをしない謙虚さ。煮ても良い、炒めても良い、サラダも良い。いくら痩せるとしても、まずい物では食べ続けることはできない。値段も安いし、最近は一食分ずつブロック状に小分けされている物もあるので手軽だ。

ちなみに春雨には、じゃがいも等のでんぷんを使った日本式のものと、緑豆を使った中国式のものがある。見た目の違いは、上の画像を見て欲しい。
中国式のほうが細めで、煮崩れしにくいので煮物に向いているかもしれない。おそらくみんなが想像する、スタンダードな春雨はこちらだろう。
日本式のほうが太く、モチモチした食感が楽しめる。食べ応えではこちらが勝っているかも。
色は中国式のほうがやや青っぽく透き通っていて、日本式のほうが黄色く濁っている。と思う。どっちもおおまかに言えば無色透明なんだけど。
個人的には中国式の緑豆春雨のほうが好きだが、是非食べ比べてみて欲しい。

まとめ

まとめると、
・ご飯の約半分のカロリー
・ご飯の約3倍の食物繊維
・美味いし使いやすい
確かに炭水化物だし、痩せる成分が入っているわけではない。
だけど体積あたりのカロリーが低く食物繊維が豊富、手に入りやすく使いやすいので十分ダイエットに向いた食材だと言えるだろう!以上!

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